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血圧脈波検査のスタンダードモデル“formⅤ”
1999年発表の初代より数えて5世代目のフォルムとなりました。
これまでの豊富なエビデンスやデータを引継ぎ、血管機能検査としての基本機能に磨きをかけ、さらに使いやすくなりました。
生活習慣病患者さんの脳心血管リスク評価にぜひお役立てください。
簡単測定
両手、両足首の4カ所の血圧を同時に測定するだけで、ほとんど痛みはありません。薄手の服ならそのまま測定することができます。
上腕血圧左右差測定近年、簡便な心血管リスクの指標として、上腕血圧左右差が注目されています。また、高血圧治療ガイドラインでは、初診時に両上腕の左右差を測定することが推奨されています。 |
簡易起立試験モード座位と立位など、姿勢を変えて血圧測定を行った際に血圧値と姿勢を記録することができます。このモードでは、タイマーを確認しながら、任意のタイミングで複数回測定することができます。 |
使用シーンに応じたバリエーション豊かな検査レポート
■医師用レポートと受診者用レポート■ >検査結果の見方
医師用レポートは測定値の妥当性の確認や、循環器系の総合的な病態把握のための的確かつ具体的な情報の提供を行います。受診者用レポートはbaPWV値に応じた分かりやすい心臓・血管イメージイラストを自動選択表記します。モノクロ・カラー印刷に対応しています。
最新の国際的な診療ガイドラインにもとづく解析所見が診療の手助けを致します。
■R-R間隔計測■
洞調律の心拍には生理的なホメオスタシスによる“ゆらぎ”が存在します。連続する100心拍の心電図R-R間隔を計測し、その標準偏差を求めることで、自律神経活動の1つの指標とすることができます。また、新たに深呼吸負荷の目安となるガイド音を搭載しています。 |
baPWV
脳心血管リスクを反映する、エビデンス豊富な血管機能検査の指標です。上腕と足関節の脈波より得られた「時間」と、身長から算出した「距離」を用いて「脈波伝搬速度」を求めます。 |
■baPWVノモグラム■
PWVの血圧補正については、様々な議論があり意見が分かれるところです。formでは、測定値の血圧補正は行いませんが、年齢平均グラフに、測定時の血圧に応じた「血圧群別の平均値」を表示することで、被験者と同程度の血圧である対照群と比較することが出来ます。これにより、baPWVの過大・過少評価を判別することができるようになりました。
baPWVノモグラムを用いた評価
「今回の血圧の変動の影響を考慮してもなお、baPWVが高いため、血管リスクは高い」との評価が可能に。 |
解析波形のマニュアル選択
不整脈や体動などで、乱れている波形を解析対象外(リジェクト)とする機能を搭載しました。従来のformでは、もし品質の悪い波形が解析に採用されていても、変更ができませんでしたが、form Vでは妥当性の低い脈波を術者の判断で除外できるようになりました。 |
ABI
末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)のスクリーニングに適し、下肢動脈狭窄により足関節の血圧が低下していないかを検査する指標です。 |
■運動負荷試験■
ABIが正常域でも、間歇性跛行のようなPADが疑われる症状を有する患者では、運動後のABI変化や回復時間を観察することによりPADの診断の確定や重症度の判定ができます。
リカバリレシオモード
運動負荷後の四肢血圧を一定間隔で自動的に測定します。トレンドおよびリスト機能により、安静時および運動後のABIの経時的変化を確認することができます。 |
その他の特長
- バッテリー駆動に対応 ※オプション
- SDカードが利用可能 ※オプション
- 国際規格※に対応したカフコネクタ採用 ※相互接続防止コネクタに係る国際規格ISO 80369シリーズ
- 血管年齢表記
- リカバリレシオ(運動負荷後ABI)
- TBI(足趾血圧) ※オプション
- タッチパネル
【TBI(足趾血圧)測定用のカフコネクタ部変更のお知らせ】
カフ接続部のJIS規格対応に伴い、生産時期により血圧脈波ユニット(BPU-100)のコネクタ部と対応の足趾カフの形状が異なります。注文の際は、新タイプと旧タイプ※のどちらか確認の上お間違いのないようご注文ください。※シリアルナンバー50004641までが旧タイプです。
通信機能について
Windowsパソコンに直接ファイル共有できる機能とお手持ちのフォルム@ネットを有効活用できるform3互換の通信プロトコルを標準搭載。
■小規模ネットワーク例■
有線または、無線LAN でform5 とWindows PC を接続。共有フォルダを介して、画像やテキストデータを参照することができます。
■大規模ネットワーク例■
電子カルテや生理検査システムでのオーダリング、複数のformデータの統合など、form電子ファイルの柔軟な運用が可能になります(血圧脈波検査装置 BP-203RPEⅢ※との併設も可能 )。※医療機器認証番号:21500BZZ00135000